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筋力トレーニングは1日3秒でも効果あり

筋力トレーニングは1日3秒でも効果あり

筋力トレーニングは1日3秒でも効果あり。そんな研究結果を新潟医療福祉大の中村雅俊講師(理学療法学)、大学院生の佐藤成さんらがスポーツ医学の専門誌に14日までに発表した。「疲れる」「時間がない」といった筋トレを継続する上でありがちな〝壁〟に対し、どれくらい手軽でいいのかを探った研究です。

今回は腕の筋肉で調べた結果だが、他の部分に適用できる可能性もあり、中村さんは「新型コロナウイルス流行下の在宅生活や手術後の療養の中でも、体力を向上できる運動法の開発につなげたい」と話した。

大学生39人が参加。肘の角度を固定して上腕に力を入れるダンベルを持ち上げるように肘を曲げていく重いものをゆっくり下ろすように、負荷に逆らって肘を開いていくという3種類の動作のいずれかを、機械を使って全力で1日1回3秒間、20日間実施した。

その結果、肘を開いていく動作を続けた場合は平均11・5%、それ以外の2種類を続けても4・5%ほど筋力が向上した。筋肉は普段、能力を出し切らない状態に慣れているが、短時間でも出力を全開にすることで出せる力の水準を上げられたとみられる。ただ、筋肉を大きくするには回数が足りなかったという。

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