奈良県立山辺高校のサッカー部員が寮で飲酒したことが発覚。
2020年12月11日に奈良県教育委員会と学校側は記者会見で
生徒たちは反省いるので、選手権大会(通称高校サッカー)への出場を辞退しない方針を表明しました。
しかしその決定に関し、様々な意見が出てきているようです。
そこでこの記事では、そもそも
奈良県立山辺高校とは?
山辺高校サッカー部や寮、ボスコヴィラサッカーアカデミーとは?
山辺高校サッカー部の監督とは?
などについて調べましたので、ご紹介します。
奈良県立山辺高校とは?
奈良県立山辺高校とはどのような学校なのでしょうか。
正式名称は、奈良県立山辺高等学校(ならけんりつやまべこうとうがっこう)で、
奈良県奈良市都祁友田町(つげともだちょう)にある公立の高等学校です。
学校の住所:奈良県奈良市都祁友田町937番地
1935年に設立した農村青年向けの塾を源流としており、その後学制改革や
公立高の統合・再編を経て、今の山辺高等学校となりました。
本校と分校があり、本校には普通科と生物科学科が、分校には、農業科と家庭科があります。
基本的に近隣の中学校からの入学者が多いが、クラブ活動に力を入れている馬術部、
ライフル射撃部、サッカー部の入部希望者に関しては、全国から募集しているようです。
馬術部、ライフル射撃部は、高校総体で優勝したこともある強豪校で、高校総体や国体の常連校として有名です。
山辺高校サッカー部や寮、ボスコヴィラサッカーアカデミーとは?
山辺高校サッカー部や寮、ボスコヴィラサッカーアカデミーについてご紹介します。
山辺高校サッカー部は、全国でも珍しい形態をとったチームで、
ボスコヴィラサッカーアカデミーと連携をとって、山辺高校サッカー部はクラブ活動の際は、
ボスコヴィラサッカーアカデミー生として活動を行っています。
そして高校の公式試合である、高校総体や全国高校サッカー選手権などには、
山辺高校サッカー部として出場する形をとっています。
ボスコヴィラサッカーアカデミーとは、奈良市の企業である食料品製造販売業者「天平フーズ」が
運営するサッカースクールで新たな取り組みとして、2017年4月から山辺高校サッカー部と連携を始めました。
県内外から来た生徒たちは「大和高原ボスコヴィラ」に寄宿し、トレーニング、食事、学業の面を
ボスコヴィラサッカーアカデミーが3年間サポートしていくというものです。
生徒たちが寄宿する「大和高原ボスコヴィラ」は、いわゆる山辺高校サッカー部員の為の寮で
廃校となった奈良市立並松小学校をリノベーションして利用しています。
練習場もここに芝が敷かれたグランドで練習をしています。
2020年度
第99回高校サッカー選手権奈良県大会 優勝
2019年度(平成30年度)
高校総体奈良県予選:ベスト4
平成30年度新人戦奈良県予選(新人選手権大会):ブロック優勝
第98回高校サッカー選手権奈良県大会 ベスト8
山辺高校サッカー部の監督とは?
山辺高校サッカー部の監督についてご紹介します。
山辺高校サッカー部の監督は、元Jリーガーの興津大三(おきつだいぞう)氏です。
兵庫県出身、清水学園高校、筑波大学を経て、1997年清水エスパルスに入団されています。
その後、セレッソ大阪へ移籍し2000年に現役を引退されています。
引退した後は、清水エスパルスの強化部スカウト統括や
アーセナルサッカースクール市川の創設時のGMなどを務められています。
山辺高校と連携しているボスコヴィラサッカーアカデミーの監督を務められている際、
元部員2名よりパワハラで提訴されたことが2020年6月にありました。
まとめ
2020年12月31日から始まる高校サッカー選手権大会への出場予定の山辺高校サッカー部。
飲酒をしたメンバーが10人、そのうち8人はワークシートなどで反省が見られたため、
出場予定とのことです。
連帯責任で出場辞退をしない方針の奈良県教育委員会と山辺高校サイド。
高校サッカー選手権大会の主催者である、全国高校体育連盟とJFAは何らかの意向を示す必要があるのではと思います。
ルールを破れば罰則やペナルティーあるのがスポーツ。サッカーであれば一発退場のレッドカードも。
スポーツはルールを守ってこそ成立するものですからね。