劇場版「鬼滅の刃」が公開されました。
公開初日の金曜日から土日を含む3日間で観客動員数342万493人、興行収入46億2311万7450円という、規格外の鬼スタートを切りましたね。
興行収入100億円も濃厚と言われるほどの人気となっています。
この3日間で無限列車を見た方々の感想を読んでいると、悪い評価をほとんど見ませんでした。
これだけ多くの人が映画を見たのであれば、悪評が少なからず聞こえてきそうなところですが、何がそこまで人々の心を掴むのか、無限列車編の激アツなところ、良いところについて紹介します。
言わずもがな、原作が素晴らしい
鬼滅の刃の人気は、原作の素晴らしさが基盤にあるからです。
鬼狩りの話なので、目を背けたくなるシーンもかなりあります。
しかし鬼を含めたキャラクターの人となりがしっかりと描かれているため、憎いだけで済まされない読み手の複雑な感情を、炭治郎という主人公が代弁してくれます。
それは表情や言動だけでなく、必殺技である型にも表されるほど、炭治郎の優しさに救われた人も多いはずです。
個性的で情熱的な鬼殺隊士の生き様や、その周りの温かく優しい登場人物一人一人に感情移入してしまう、鬼狩り漫画ですがそんな温かい漫画です。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編では、柱である煉獄杏寿郎の熱い情熱、人間味溢れる人生模様に心奪われること間違いなしです。
漫画から映像へ…映像の迫力がすごい
鬼滅の刃のアニメも今回の劇場版も、「ufotable(ユーフォーテーブル)」がアニメーションを手掛けています。ufotableのアニメーションはクオリティの高さから、アニメファンに絶大な支持を得ているアニメーション制作会社です。
鬼滅の刃は鬼狩りのシーンがとても多く、回を進むにつれ鬼も鬼殺隊も強くなって行きます。漫画でもその迫力は十分に伝わってきますが、やはりアニメーションとして、しかも映画館で見るのとでは迫力が何倍にもなります。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編はオリジナルストーリーではないので、ストーリーは知っていても、それでも映像化されるのを心待ちにしていた人が多いと思います。
それほど漫画でも印象深いシーンの多い無限列車編ですが、キャラクターの繊細な表情や風景の美しさ、また、鬼との格闘シーンは正に息を呑む迫力です。
実際に映画を見たアニメーションの凄さを言葉にするのは難しく感じる程、説明するより見てほしいというのが本音です。
全員がプロの声優
最近のアニメ映画の集客方法として、有名人や人気俳優、芸人を起用するパターンが定番化しています。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編では、一切そのような起用はなく、完全に全員がプロの声優です。
だからこその演技力、熱量。
見る者の心、そして身体中に響き渡る演技に、圧巻の一言に尽きます。
しかも、そのプロの声優が「すべてを出し切りました。ずっと叫びっぱなしでしたし、どのシーンも気が抜けず、常に『これが炭治郎たちの最後になるかもしれない』という緊張感の中で演じていました」
「(アフレコの際は)みんなが『今日で終わってもいい』くらいの気持ちで、その瞬間に全てをかけていた。途中から喉がチクチクしてきて『これ以上叫んだらまずい』と思いましたが、『ここで行かなきゃ、俺はなんのために声優をやっているかわからん! 行けー!』と前に進みました」
と話すほど、映画「鬼滅の刃」にかけた強い思いが伝わってきます。
圧倒的な演技力に引き込まれて、未だに抜け出せていない観賞3日目です。
まとめ
鬼スタートを切った、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の激アツなところ、良いところについてまとめました。
原作、アニメーション、声優、音楽…全てにおいて最上級であり、完成度が高く、心に響く、素晴らしい映画です。
心に響き過ぎてなかなか抜け出しきれない私のように、リピーター続出することも容易に想像できます。
この素晴らしい映画について、語り合える鬼滅ファンが一人でも増える事を心より願っています。