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厚労省送別会で田村大臣返納金額は?処分の老健局長と更迭課長は誰?

2021年3月29日に発覚した厚生労働省老健局の送別会問題。

緊急事態宣言が解除された3日後に、銀座の居酒屋で23人で送別会が催されました。

マスクもせず、密室で大人数で飲食を伴う宴会を。

それも全員が店を出たのは、0時寸前。営業短縮をお願いしているにも関わらずです。

そして3月30日に関係者の処分が田村厚生労働大臣より発表がありました。

その処分内容と返納金額がいくらなのか、処分を受けた老健局長や事実上更迭の課長が誰なのかご紹介します。

この記事の内容

厚労省送別会で田村大臣の返納金額は?

田村憲久厚生労働相の年収は?

厚労省老健局の送別会処分を受けたのは誰でその内容は?

処分を受けたの老健局長と更迭課長は誰?

更迭された課長の減給はいくら?

厚労省老健局の官僚23人が宴会した銀座店の場所はどこ?リークしたのは誰?このご時世、飲食店の営業時間が規制され、なかなか夜に外食することが難しくなりました。 そんななか、緊急事態宣言の解除はしたものの国...

厚労省送別会で田村大臣の返納金額は?

厚労省送別会で田村憲久(たむら のりひさ)大臣返納金額はいくらなのかご紹介します。

厚労省老健局の職員23人が、銀座の居酒屋で深夜まで送別会をしていた問題で、田村厚生労働大臣は管理責任として閣僚(大臣)給与2か月分を自主返納すると発表しました。

田村厚生労働大臣の年収ですが、国務大臣を務められていますので、約2953万円と言われています。(引用元:日本経済新聞

単純に12分割すると、1か月の給与は約246万円です。

従い、田村厚生労働大臣が自主返納したのが給与2か月分ならば、492万円です。

 

しかし田村厚生労働大臣が自主返納したのは、閣僚(大臣)給与2か月分です。

この閣僚(大臣)給与というのは、国務大臣が国会議員である場合、議員の給与との二重支払いにならないように、議員の給与の差額分のみ支払われます。

国会議員の給与は約2170万円と言われていますので、約2953万円の差額の約783万円が閣僚(大臣)給与です。

閣僚(大臣)給与の約783万円を12分割すると、閣僚(大臣)給与の1か月分は、約65.3万円。

従い、田村厚生労働大臣が自主返納したのは、閣僚(大臣)給与2か月分は約130.5万円になるのではと推測します。

 

今回の田村厚生労働大臣と同様に、閣僚(大臣)給与を返納した大臣が過去に居ます。

2018年6月に、決裁文書の改ざん問題で麻生副総理兼財務大臣は閣僚(大臣)給与1年分を自主返納しています。

その金額は、約170万円です。

当時の安倍内閣は国の財政状況を鑑み、閣僚クラスの給与を20%カットしていました。

そのため当時の国務大臣の年収は、約2929万円から20%カットした約2340万円でした。

そして、議員の給与が約2172万円でしたので、その差額の約170万円が閣僚(大臣)給与だったわけです。

言葉の綾ですが、閣僚(大臣)給与というは議員給与で満たされない分を補填した金額が閣僚(大臣)給与なので、そこまで大きな金額ではないということですね。

 

今回の厚生労働省の宴会問題で、田村厚生労働大臣が自主返納した金額がいくらか公示されていません。

ただ報道にあるように閣僚(大臣)給与」2か月分であれば、約130万円相当を返納したのではと思われます。

今回の問題は、田村厚生労働大臣自身が引き起こした問題ではないので、金額の大きさというよりも部下に処分を与えるので自身にも処分をということではと思います。

 

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厚労省老健局の送別会処分を受けたのは誰でその内容は?

厚労省老健局の送別会問題で処分を受けたのは誰で、その処分の内容はどのようなものなのでしょうか。

今回の送別会問題の処分対象者と内容は以下の通りです。

送別会問題の処分対象者と内容

処分対象者 処分内容
田村憲久厚生労働大臣 閣僚(大臣)給与2か月の自主返納
樽見英樹事務次官 文書による厳重注意
老健局長 訓告
老人保健課長* 減給1か月、大臣官房付に異動(事実上、更迭)
課長補佐級、係長級、主査級の14人* 訓告
主査級、係員級の5人* 注意・指導

*厚労省老健局老人保健課の送別会への参加者

 

送別会に参加したのは、厚労省老健局老人保健課の23人で、地方自治体からの出向者3人を除く20人が処分を受けました。

 

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処分を受けたの老健局長と更迭課長は誰?減給額は?

処分を受けたの老健局長と更迭課長は誰なのでしょうか。

厚生労働省老健局長は、土生栄二(はぶ はぶじ)氏です。

土生栄二(はぶ はぶじ)氏は、1986年に厚生省に入省され、現任の厚生労働省老健局長には2020年8月7日に就任されています。

今回の厚労省宴会問題では、訓告処分を受けています。

訓告処分とは、

免職、停職、減給、戒告などの懲戒処分とは異なり、法律上の処罰とならない比較的軽い実務上の処分の1つです。
訓告は、業務違反の際に口頭又は文書で注意をする処分で、給与や昇格に影響しないことが多いようです。

 

事実上の更迭処分をうけた厚労省老健局老人保健課長は、眞鍋馨(まなべ かおる)氏です。

眞鍋馨(まなべ かおる)氏は、1995年厚生省に入省され、現任の老人保健課長には2018年7月に就任されています。

今回の厚労省宴会問題では、大臣官房付に異動で事実上の更迭と減給1か月の処分を受けています。

事実上の更迭と言われる、大臣官房付への異動なので現在の厚労省老健局から厚労省大臣官房へ異動、課長の役職も解かれるということですね。

眞鍋馨(まなべ かおる)氏は、更迭の他に減給1か月分の処分を受けています。

厚労省老健局老人保健課長の役職をしていた眞鍋馨(まなべ かおる)氏の年収ですが、

課長クラスの場合、およそ1100万円~1400万円と言われています。

減給された一か月分の金額は、約90万円~約110万円ではと思われます。

 

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まとめ

厚生労働省老健局の職員23人が参加していた送別会問題で処分の対象者と内容が発表されました。

その処分対象者や内容、田村厚生労働相の返納金額がいくらなのか、老健局長や老人保健課長が誰なのかご紹介しました。

渦中の送別会を実施した老人保健課の23人中20に加えその管理をする上司3人も処分を受けていますね。

このご時世でのこのような出来事が起こると、国民の信用を取り戻すには時間が要しそうです。

 

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