老舗食堂がムコ社長によって一遍。
ムコ社長が入社して激変したゑびや大食堂とは。
売り上げ5倍になったのは秘密のカメラのお陰。
全国の老舗、食堂、商店も注目しているゑびや大食堂とは、どんなところなのでしょうか。
また、ゑびや大食堂を激変させ、売り上げ5倍にしたムコ社長とは。
ゑびや大食堂とは
ゑびや大食堂は、三重県伊勢市のお伊勢さん、あの伊勢神宮の参道で約100年の老舗食堂です。
母体は有限会社ゑびやで、主に食堂と商店(お土産)を営んでいます。
ムコ社長が入社する前のゑびや大食堂は、昔ながらの経営体制だったとのこと
- 帳簿は手書き
- 会計はそろばん
- 仕入れ先は古い付き合いの決まったところで、仕入れ額の見直しはなし
良く言えば、伝統が守り続けられていたわけですが、伊勢神宮が観光地として盛り上がってい時期でも、他のお店は行列ができるのに対し、ゑびや大食堂は全くということもあったそうです。
そんな状況を目の当たりにした、2012年入社のムコ社長。
積極的な経営改革、ICT化を実施します。
- 徹底的なデータ(曜日、気象、売り上げ、客数、客単価など)自動収集と蓄積。
- カメラを使ってAIクラウドで来店客を画像解析。
- 機械学習で来客数を予測(来客予測AI)
- IoTデバイスを活用
- 予測結果をBIで見える化
秘密のカメラとは来店客の画像解析に使うカメラのことですね。
来店客の性別、年齢などを画像解析し、データを吸い取ることができます。
ムコ社長のICT化、AI化の改革によって、売り上げは導入前から約5倍、収益は約10倍になったそうです。
また来客予測AIの的中率はなんと9割越え。
これにより、翌日の来客数と注文数を把握できるので、翌日に向けた食材やメニューの準備の効率化、料理提供時間の短縮、フードロスの削減も実現できています。
更に、来客予測AIでは1時間ごとの来客予測もできるようで、人員配置も事前に最適化が可能に。
長期的な予測も可能なので従業員のシフトや長期休暇にも役立てることができようです。
正にいいことばかりですね。
このICTによる改革は、ゑびや大食堂だけでなく、他の飲食店や商店などのサービス産業でも有効に活用できることがわかり、様々な老舗飲食店や企業が取り入れています。
そこで、このICTによるサービス産業への貢献の為、2018年にEBI LAB(エビラボ)という会社を設立されています。
目玉は、来客予測システム店舗データの可視化・分析ツールTOUCH POINT BIと来客予測AIです。
導入実績はすでに100社以上。国立法人や有名企業も導入されています。
ゑびや大食堂のムコ社長とは
2012年ゑびや大食堂に入社すると、さっそくICT改革を実施し、7年間で売り上げ5倍、収益10倍を成し遂げたムコ社長とは、どのような方なのでしょうか。
ムコ社長の名前は、小田島 春樹(おだじま はるき)氏。
1985年、北海道生まれ、高校生の時にネット販売事業で起業された経験があり
その後、日本大学商学部に入学し、マーケティングと会計を学ばれ、ソフトバンクに入社。
人事や事業立ち上げを経験の後、2012年奥さんの実家ゑびやに入社。
店長、専務、を経て、現在は有限会社ゑびやと株式会社EBI LABの代表取締役を務めています。
2018年には、来客予測システム店舗データの可視化・分析ツール『TOUCH POINT BI (タッチ・ポイント・ビーアイ)』で、マイクロソフトMVP(AI部門)などを受賞されています。
ゑびや大食堂の年収、口コミ
ICT改革によって売り上げ5倍、収益10倍になったゑびや。
更に従業員は長期休暇が取りやすいという職場環境は働く側にとっては、とてもありがたいですよね。
そして、気になる年収ですが、ゑびや大食堂の年収はわかりませんが、
同業種の老舗料理店の平均が300万円後半から600万円なので、同じくらいでしょうか。
もちろん、職種や勤務年数によって変わると思います。
口コミについては、Googleno口コミレビューを参考にしました。
- 肯定的な意見
・猛暑日の伊勢神宮参拝で汗びっしょりでしたが、すぐ近くで白木造りの綺麗な店舗は冷房もバッチリで助かりました。
・コロナ対策もバッチリです
・話題の松坂牛ローストビーフ丼と松坂牛焼石霜降り牛丼はとても美味しかった
・改装したということで、店内はとても綺麗。
・注文はタブレットか従来通りの店員さんを呼ぶ方法のうち、好きな方でできます。
・一人2000〜3000円台ですが、価格に見合った食事内容でした。
- 否定的な意見
・支払い面など不備不具合が多かった
・全て値段高い
・猛暑だったけど、お冷の注文が通っていないようで、お冷が出てこなかった。
肯定的な意見が大変多かった印象です。否定的な意見があるもののゑびや大食堂の方からの返信があり、否定的な意見をお店全体で共有し改善されているようでした。
お客さん意見をしっかり取り入れ、経営に反映されているようですね。
まとめ
ゑびや大食堂はムコ社長によって、古い経営体制からICT改革によって、7年間で売り上げ5倍、収益10倍になりました。
ICT改革とは、
- 徹底的なデータ(曜日、気象、売り上げ、客数、客単価など)自動収集と蓄積。
- カメラを使ってAIクラウドで来店客を画像解析。
- 機械学習で来客数を予測(来客予測AI)
- IoTデバイスを活用
- 予測結果をBIで見える化
です。
このゑびや大食堂のICT改革の実績を他のサービス産業へ応用するため、EBI LABを立ち上げ、すでに100社以上の飲食店や企業に導入済みです。
このICT改革を実施したムコ社長は、小田島 春樹(おだじま はるき)氏。
ソフトバンクでの人事、事業立ち上げを経験の後、2012年にゑびやへ入社。
2018年には、来客予測システム店舗データの可視化・分析ツール『TOUCH POINT BI (タッチ・ポイント・ビーアイ)』で、マイクロソフトMVP(AI部門)などを受賞されています。
ゑびや大食堂の年収ですが、同業種の老舗料理店の平均が300万円後半から600万円なので、おおよそ同じくらいでしょうか。
ゑびや大食堂の口コミ・評判はとっても良く、否定的な評価も含めゑびやの経営に反映されているようです。
今後の更なる活躍に期待したいですね。