かつて日本には、江副浩正という「起業の天才」がいた。Amazonのジェフ・ベゾスを「部下」にもち、現在のアマゾンシステム「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」やグーグルの「マッチングサービス」の先駆けを次々と形にしてた、まさに「天才」の名にふさわしい人物だ。
江副浩正がまだ東京大学教育学部教育心理学科だったころ、大学新聞の広告を取りに行くアルバイトをはじめ、はじめはうまくいかなかったが、今の丸紅に営業に行き広告を掲載することになり、結果大学生向けに求人広告を掲載できたことで、求人の応募が殺到してこの実績が評価され各企業から、求人広告の契約を採ることで当時20万円の給料を稼いだといわれている。
その実績から、江副浩正は求人広告はお金になると思い、1960年大学広告は大学新卒者向けの「企業への招待」(リクルートブックの前身)を発行し、求人広告という業界の地位を大きく向上させた。 この企業と就職希望者とのマッチングは今の「Google」の元となっている。
その後、江副浩正はこれからの世界は情報化社会になり、情報はお金になると思いまだパソコンなんて一般に知らてれいない頃から、スーパーコンピューターを購入し、優秀な人材を確保して会社を大きくしていった。
部下の中には、AmazonのCEOジェフ・ベゾスも働いていて、江副浩正から未来の情報化社会の理論を学び、今のAmazonがあるといえます。
1960年第に早くも、アマゾン・ウェブ・サービスやグーグルの「マッチングサービス」の元を考えていたとは、あまりにも凄すぎる人物である。今、江副浩正が現役で活躍していたら日本の未来は変わって行ったかも知れない。
のちに江副浩正がCEOだった時、リクルートホールディングスの株式時価総額が13兆円を超え、NTTを抜いて国内4位に躍り出た。
現在のリクルートホールディングスは、様々なメディア&ソリューション事業を世界60カ国以上、総従業員数 4.6万人以上と成長している。
1988年、いわゆる「リクルート事件」が発覚、国会での証人喚問に召喚された。
同年、リクルート会長を退任。1989年2月に贈賄容疑で逮捕され、贈賄罪で起訴された。
2003年に東京地裁にて懲役3年執行猶予5年の有罪判決を受け、被告人・検察とも控訴せず同判決は確定。
2013年2月8日、東京都内で死去。