2019年日本インカレ(インターカレッジの略:全日本学生選手権大会、大学生の全国大会という感じです)で
なんとU20日本記録での最古と言われている陸上三段跳びの記録を
42年ぶりに更新した伊藤陸選手。
将来のオリンピック選手として期待のスターについて
- 伊藤陸選手のプロフィールは?
- 伊藤陸選手の出身校、中学は?
- 経歴や主な大会成績は?
- 近大高専ってどんなところ?
等についてまとめました。
伊藤陸選手のプロフィール
名前:伊藤 陸(いとう りく)
生年月日:2001年1月16日
身長:187cm
体重:70kg
出身:三重県菰野町
種目:三段跳び・走幅跳び
日本オリンピック委員会オリンピック強化指定選手
名前の「陸」の由来は、伊藤陸選手の父・純哉さんが陸上をされていたことからのようです。
実は伊藤陸選手の父・純哉さんも陸上三段跳びと走幅跳びをされていたようで、インターハイ入賞の実績を持ちます。
伊藤陸選手の出身校、経歴、主な大会成績
陸上をやっていた父・純哉さんの勧めで小学校2年生の冬に、・菰野町の陸上クラブ「菰野町SCクラブ」に入部したことが、陸上人生のはじまりのようです。
菰野中学校では本格的に走幅跳びと三段跳びを始めました。
走り幅跳のベストは6m29、三段跳びのベストは12m15で全国大会には届きませんでした。
中学の顧問である中村先生の勧めで、近大高専への進学を決めたようです。
近大高専では、走幅跳びの奈良県高校記録保持者である顧問の松尾准教授の指導のもと、
練習に取り組んでいます。
主な大会成績
2018年8月(近大高専3年生)インターハイ三段跳び5位 15m31
2018年10月(近大高専3年生)U18日本選手権 走幅跳び 優勝 7m64
2018年10月(近大高専3年生)U18日本選手権 三段跳び 優勝 15m12
2019年9月(近大高専4年生)インカレ三段跳び 初優勝 16m34
U20日本記録を42年ぶりに更新
2020年2月(近大高専4年生)日本選手権室内三段跳び シニアで初優勝 16m23
U20室内日本新記録
2020年9月(近大高専5年生)インカレ三段跳び 優勝 16m35
U20日本記録である自身の記録を1年ぶりに更新
近大高専とは?
近大高専とは正式名称は、近畿大学工業高等専門学校(きんきだいがくこうぎょうこうとうせんもんがっこう)と言います。
高専は、高校と短大が一緒になったような5年制の学校で、(高校1~3、短大/大学1~2にあたる)
工業専門学校と名前の通り、技術系の学校です。
中学卒業後から専門的な知識を学ぶことができ、5年生を卒業すると準学士号が授与されます。
高専は全国に57校あり、国立51校、公立3校、私立3校で近大高専は私立です。
進路としては、高専3年生から大学に進学する(あまりないが)ほか、
ほとんどは高専5年生卒業後に、大きく分けて就職か進学かの2つに分かれます。
就職はかなり有利で、就職率はほぼ100%。(1クラス約40人に対して、求人が200~800社程度くる。就職を希望するのは40人のうち40~60%)
進学の場合は、4年制大学の3年次に編入(東京大学は2年次編入)するか
高専卒業生が更なる高度な技術教育を受けるための2年制の専攻科へ進学する選択肢があります。
近大高専は、旧熊野高専(三重県熊野市)でしたが、移転した際に近大高専(三重県名張市)となりました。
近大高専は、学科が4つのコースがあります。
- 機械システムコース
- 電気・電子コース
- 制御情報コース
- 都市環境コース
伊藤陸選手は制御情報コースです。
近大高専は、高専の中でも部活動に力を入れており、
伊藤陸選手が所属の陸上部は、三重県から
強化指定運動部として認定されています。
また野球部も有名で、高専出身の初のプロ野球選手
鬼屋敷 正人(きやしき まさと)さんも近大高専に通っていました。
まとめ
陸上三段跳びでU20日本記録の記録を42年ぶりに更新した伊藤陸選手について
- 伊藤陸選手のプロフィールは?
- 伊藤陸選手の出身校、中学は?
- 経歴や主な大会成績は?
- 近大高専ってどんなところ?
等についてまとめました。
将来のオリンピック選手として陸上界を盛り上げてくれることを期待したいですね。