東芝の買収提案がイギリスの投資ファンド会社CVCキャピタル・パートナーズより受けており、東芝は社内検討に入ると2021年4月7日に報じられました。
そして急遽、4月13日に東芝の車谷暢昭社長が辞任表明を発表しました。
社内での不信感を拭い切れずに、辞任に至ったと報道されています。
週刊文春によると以下のように報じています。
東芝は7日に英投資ファンド、CVCキャピタル・パートナーズから買収提案を受けていることを明らかにしたが、車谷氏は東芝会長に就任する前、CVC日本法人の共同代表を務めており「利益相反」が指摘されていた。
(中略)
東芝に買収提案したCVCの日本法人に、かつてともに在籍していた車谷氏と東芝社外取締役の藤森義明氏が、西麻布の紹介制ワイン・バーでしばしば「密会」しており、ガバナンス(企業統治)に甘い車谷氏に対して東芝の取締役会が4月6日に取締役の辞任を勧告していたことを報じている。このバーにはCVC日本法人の現社長、赤池敦史も顔を見せており、3人が同席することもあったという。
社内での不信感とは、車谷社長が買収提案をしたCVC日本法人に在籍していたためのようですね。
さらに週刊文春は、CVC日本法人の関係者と密会をしていたと報じています。
この文春砲を車谷社長は嫌い、辞任したとも。
東芝をCVC日本法人が買収すれば、未上場株になるため、物言う株主を気にすることがなく、経営ができるという目論見があったのかもしれませんね。
今回は、買収提案をしているCVC日本法人の社長、赤池敦史氏についてご紹介します。
この記事の内容
赤池敦史(CVC日本法人社長)の出身大学や学歴
赤池敦史(CVC Asia Pacific Japan社長)の経歴
赤池敦史(CVC Asia Pacific Japan社長)の年収
赤池敦史(CVC日本法人社長)の出身大学や学歴
赤池敦史氏(CVC日本法人社長)の出身大学や学歴についてご紹介します。
赤池敦史氏(CVC日本法人社長)の出身大学や学歴
東京大学工学部卒業
同大学院地球システム工学専攻修了(工学修士)
コロラド・スクール・オブ・マインズMining and Earth Systems Engineering(鉱山工学博士課程)修了(Ph.D.)
#icc_connection2016 Session 5 「グローバル企業のプロフェッショナル経営者の仕事とは何か?」
赤池 敦史氏 シーヴィーシー・アジア・パシフィック・ジャパン株式会社 代表取締役社長 パートナー pic.twitter.com/qqdkoewlNV— ICC-MediaLab (@ICC_MEDIALAB) June 25, 2016
赤池敦史氏(CVC日本法人社長)は、東京大学の工学部を卒業し、地球システム工学専攻修了。
工学修士を取得されています。
更にアメリカのコロラド州立の大学、コロラド・スクール・オブ・マインズで鉱山工学博士課程を修了しています。
コロラド・スクール・オブ・マインズは、地球の天然資源に関する開発、研究、管理分野では名門校として知られています。
赤池敦史氏(CVC日本法人社長)は、東京大学在学時アメリカンフットボール部ウォリアーズに所属していました。
更に、東芝社外取締役の藤森義明氏(CVC日本法人最高顧問)も東京大学アメリカンフットボール部ウォリアーズのOBで工学部の卒業生、赤池敦史氏(CVC日本法人社長)は後輩にあたるようです。
赤池敦史(CVC Asia Pacific Japan社長)の経歴
赤池敦史氏(CVC Asia Pacific Japan社長)の経歴についてご紹介します。
赤池敦史氏(CVC Asia Pacific Japan社長)の経歴
1999年7月 プライスウォーターハウスクーパース(アメリカニュージャージー州)入社
2000年4月 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社
2002年4月 アドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合(現 株式会社アドバンテッジパートナーズ)入社
2015年4月 CVC日本法人(CVC Asia Pacific Japan)株式会社代表取締役社長パートナー(現任)
2016年9月HITOWAホールディングス株式会社社外取締役就任
2017年5月 株式会社ハウテレビジョン社外取締役(現任)
2017年12月株式会社りらく社外取締役就任
2018年8月 株式会社ココナラ社外取締役(現任)
赤池敦史氏(CVC Asia Pacific Japan社長)は、アメリカの州立大学コロラド・スクール・オブ・マインズを修了後、プライスウォーターハウスクーパースに入社し、アメリカオフィスに勤めます。
翌年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社します。
半導体や化学、エレクトロニクス業界のコンサルティングを担当し、2002年に株式会社アドバンテッジパートナーズに参画します。
テレコムおよび製造業等複数の案件を担い、2004年にはシニアパートナーに就任。
その後、CVC日本法人(CVC Asia Pacific Japan)株式会社に参画し、代表取締役社長に就任し現在に至ります。
赤池敦史(CVC Asia Pacific Japan社長)の年収
赤池敦史氏(CVC Asia Pacific Japan社長)の年収についてご紹介します。
赤池敦史氏(CVC Asia Pacific Japan社長)の年収は、明らかにされていません。
赤池敦史氏が代表取締役社長を務めるCVC Asia Pacific Japanは、イギリス投資ファンド会社CVCキャピタルパートナーズの日本法人です。
イギリスファンド会社CVCキャピタルパートナーズは、総額3.4兆円の運用を行っており投資先は300近くにもなるようです。
CVCキャピタルパートナーズの日本法人である、CVC Asia Pacific Japanは4000億円以上の運用を行っており、急成長を見せています。
そのCVCキャピタルパートナーズの日本法人である、CVC Asia Pacific Japanの代表取締役社長を務めている赤池敦史氏の年収は、億単位ではないかと予想します。
更に、赤池敦史氏(CVC Asia Pacific Japan社長)は、3社の社外取締役も務めていますので、各社かた数百万の役員報酬が出ているのではと思われます。
CVCグループの日本法人の代表取締役社長なので、間違いなく年収は相当の額だと思います。
まとめ
東芝買収を提案したイギリス投資ファンドCVCキャピタルパートナーズの日本法人、CVC Asia Pacific Japanの代表取締役社長である赤池敦史氏について、
出身大学や学歴、経歴、そして年収をご紹介しました。
投資ファンドの方は、経歴が世界を渡った方が多い印象ですね。
日本だけでなく、世界も視野に入れないと情報をいち早く入手できないことや人脈が関わってくるのでしょうね。
CVCと赤池敦史氏の今後の動向に注目ですね。