2021年3月に厚労省老健局の職員23人が銀座の居酒屋で深夜まで飲食していることが発覚しました。
厚労省老健局の老人保健課は30数人が在籍する中、約3分の2の23人が送別会に参加したようです。
実態の調査を行い、3月30日に処分の対象者と内容が、田村厚生労働相より発表されました。
送別会を実施した課のトップである真鍋馨(まなべ かおる)老人保健課長は、大臣官房付へ異動し事実上、更迭されました。
渦中の真鍋馨氏(元老人保健課長)の経歴や学歴、年収について調べてみましたので、ご紹介します。
この記事の内容
真鍋馨(元老人保健課長)の経歴
真鍋馨(まなべ かおる)の学歴
真鍋馨(厚労省老健局送別会で更迭)の顔画像
真鍋馨(元老人保健課長)の年収は?
真鍋馨(元老人保健課長)の経歴
真鍋馨氏(元老人保健課長)の経歴についてご紹介します。
真鍋馨(元老人保健課長)の経歴
1995年 厚生省入省 大臣官房統計情報部保健統計室
1997年 厚生省 保健医療局エイズ疾病対策課 臓器移植対策室 臓器移植係長
1999年 厚生省 老人保健福祉局介護保険制度施行準備室 介護報酬係長
2000年 厚生省 老人保健福祉局老人保健課 介護報酬専門官
2001年 厚生労働省 医政局研究開発振興課 課長補佐
2002年 ロンドン大学 経済・政治科学大学院 公衆衛生・熱帯医学大学院 留学 理学修士取得
2003年 厚生労働省 医政局経済課 課長補佐
2004年 厚生労働省 大臣官房厚生科学課 課長補佐
2005年 厚生労働省 保険局医療課 課長補佐
2006年 環境省環境保健部石綿健康被害対策室 室長補佐
2007年 環境省環境保健部特殊疾病対策室 室長補佐
2008年 厚生労働省健康局総務課 課長補佐
2009年 厚生労働省大臣官房厚生科学課 主任科学技術調整官
2011年 長野県健康福祉部医療政策監
2012年 長野県健康福祉部長
2014年 環境省環境保健部石綿健康被害対策室長
2015年 厚生労働省保険局医療課企画官
2017年 文部科学省高等教育局医学教育課企画官
2018年 厚生労働省老健局老人保健課長
2021年 厚生労働省大臣官房付
引用元:Medicalnoteなど
真鍋馨(まなべ かおる)氏は大学卒業後、すぐに現厚生労働省の前身の厚生省に入省しています。
医系技官(医師や歯科医師などの資格を持つ)として、医療行政・環境行政分野を中心に活躍されています。
厚生労働省だけでなく、環境省や文科省、地方自治体(長野県)など様々なフィールドで経験があります。
2018年7月から、厚生労働省老健局老人保健課長に就任しています。
健局老人保健課の主な業務は以下の通りです。
健局老人保健課の主な業務
・老人保健の向上に関する企画。
・介護保険法による介護報酬。
・介護保険法による要介護・要支援認定等。
真鍋馨(元老人保健課長)の学歴
真鍋馨氏(元老人保健課長)の学歴についてご紹介します。
東北大学医学部
ロンドン大学 経済・政治科学大学院 公衆衛生・熱帯医学大学院 留学 理学修士取得
真鍋馨(まなべ かおる)氏は、東北大学の医学部を卒業されています。
東北大学で医学を学び、医師免許を取得したのではと思われます。
東北大学を卒業後は、厚生省へ入省。
2002年にロンドン大学 経済・政治科学大学院 公衆衛生・熱帯医学大学院へ留学し、理学修士課程を取得しています。
国家公務員、官僚になると入省して数年後に海外大学に留学するのが普通なのでしょうか。
総務省官僚の鈴木信也電波部長も、真鍋馨(まなべ かおる)氏と同様に、入省後数年後にロンドン大学へ留学されています。
厚労省老健局送別会で更迭された元老人保健課長の真鍋馨(まなべ かおる)氏の顔画像は、こちら↓です。
引用元:厚生労働省
真鍋馨(元老人保健課長)の年収は?
真鍋馨氏(元老人保健課長)の年収についてご紹介します。
今回の送別会問題で、厚生労働省老健局の老人保健課長だった真鍋馨氏は更迭の他に一か月分の減給処分を受けています。
しかし、真鍋馨氏(元老人保健課長)の年収は、公表されていません。
老人保健課長が国家公務員(官僚)において、どのクラスに当たるのかご紹介します。
国家公務員(官僚)の役職一覧は以下の通りです。
国家公務員(官僚)の役職
- 事務次官
- 省名審議官
- 官房長、局長、政策統括官
- 部長、総括審議官
- 審議官
- 官房三課長
- 課長、参事官
- 室長、企画官、調査官
- 上席●●専門官、課長補佐、専門官
- 係長、主査、専門職
- 主任
- 係員
*上(番号が小さい)ほど、役職が高くなります。
引用元:カオナビ
真鍋馨氏の元「老人保健課長」と言う役職は、上の役職一覧でいうと上から7番目です。
一般的な国家公務員(官僚)の年収として、課長クラスはおよそ1100万円から1400万円と言われています。
一番上の役職、事務次官クラスは年収2500万円程度とも言われています。
今回、事実上更迭された真鍋馨氏(元老人保健課長)は、おそらく今後の昇進は厳しいことが予想されます。
良くて、課長職に戻ることができ、審議官まで上がることが出来るかと言ったところではないでしょうか。
他の方の処分についてはこちら↓より
まとめ
厚労省老健局の送別会問題の処分で、事実上更迭された老人保健課長の真鍋馨氏について、経歴や学歴、顔画像そして年収をご紹介しました。
今回の処分は、他の官僚に向けての注意勧告でもあるような気がします。
国に担う大変な業務をされている国家公務員(官僚)の方々には、息抜きが必要になると思いますが、違う形はなかったのかと思います。